こんにちは、イラストレーターの さとうみなこ です。
2020年9月21日発売のNHKテレビテキスト「きょうの健康10月号」P21〜P37『特集 重症化が不安!呼吸器の病気』」カットイラストを担当させていただきました。
今回のテーマは「呼吸器の病気」
今回は「呼吸器」がテーマのイラストを描かせていただきました。新型コロナウイルス感染症は「肺炎」の症状を起こしやすい、ということもあり、いつも以上に心を引き締めて、仕事に臨みました。
「肺」の図解イラストについてですが、特に肺胞のイラストは、サイズが小さいので、細かく描くと線が潰れてしまい解り辛くなってしまいます。正確さを保ちながらも慎重に省略して描きました。同じようなイラストは過去に何度も描いていますが、イラストサイズによって微妙に形を調整するので、いつも試行錯誤しながら描いています。こういう悩みも図解イラストの楽しみのひとつです。
新型コロナウイルスの感染拡大で、特にお年寄りの方たちは不安をお持ちだと思います。無理なく記事を読んでいただけるよう、イラストは柔らかく、ちょっとコミックタッチで軽く描きました。特に肺のキャラクターは、あえて「2人は仲良し!」感を強く出しています。現実では大好きな人とのスキンシップも避けなければいけません。せめてイラストでは「手を握り合って寄り添い合って、仲良く助け合って頑張ろう!」の思いを込めて描きました。愛らしいキャラクターに仕上がったなぁ、と満足しています。
推し記事は「もしものために『備える運動』」
今月号で自分が担当したページの他に、オススメしたい記事をご紹介します。
今月号のイチ推しは「もしものために「備える運動」(P62〜P69)」という記事です。
災害時はストレス過多の状態になり、体調不良に陥りやすいです。今年は新型コロナウイルスの件もありますし、ストレスに苛まれる日々が続いていますね。この特集では、ストレスを緩和するリラックス法やストレッチが紹介されています。
また、ウォーキングの習慣化も提案されています。自宅周辺を散歩しながら避難経路を確認し、移動に慣れておくのは大切なこと。ちょっとしたことですが、こういった「普段からの備え」をしっかりしていこうと、改めて思いました。
書店で見かけたら手に取っていただけると嬉しいです。