こんにちは、イラストレーターの さとうみなこ です。
2018年11月9日発売の書籍『最新 食べて治す医学大事典』(主婦と生活社)Part2・Part4・Part8のカットイラストを担当させていただきました。
薬に頼らない、健康回復・老化防止に効く「食」の総合医学書
「正しく食べれば病気にならない。病気は食の乱れなのでこれを正せばよい」という『医食同源』という考え方があります。医薬品がなかった昔の時代は、自然の植物や動物・鉱物を万物の薬と考え、さまざまな研究がされてきました。そうした「食べて治す」知恵が、この本の柱となっています。
という訳で、なるべく薬に頼らず自然のものを食べて病気を治そう!というコンセプトの本です。
『「食」の総合医学書』と銘打たれているだけあって、情報量がすごい!!なんと546ページもあります!!あまりに分厚い本なので本文をうまくスキャンできず、今回のイラストのサンプルは生データで作ったくらいです!!
体調をよくする食べもの、病気を治す食べもの、女性や子供、高齢者の病気を治す食べもの、クスリになる食べもの、救急に役立つ薬草と食品など、多岐に渡って取り上げられています。例えば、吐き気や腹痛、便秘なんかを治す食べものというのは想像がつくんですが、耳鳴りやめまいや肩こりに効く食べものがある、というのにはちょっと驚きました。他にも、しゃっくりや声枯れ、四十肩や不眠症、おなら対策まで、日常のちょっとした身体の不具合に対応した食べものやその調理法が、細かく紹介されています。
今回のイラストについて
このお仕事は昨年の11月にご依頼いただいて、今年の7月はじめにデータ納品…と、約6ヶ月強の期間をかけて描きました。私の担当部分でカットイラスト計700点ほどあります。
「医」を取り扱ったイラストは間違いのないよう常に最新の注意を払って描くのですが、今回は身近にある食品が多く、普段から読者の目に触れるモチーフなだけに、「これ違うくない?」というツッコミを受けないよう、細かく調べながら描きました。
正直かなり疲れましたが、普段見慣れない植物を調べたり、いろんな花を描き分けたりと、楽しみも多かったです。サイズが小さいので細かく描きこむことが出来ず「ちゃんと伝わるかなぁ…」と試行錯誤しながら描きました。そのぶん魂がこもったイラストになったと自負しています(^^)。
書店で見かけたら、手に取っていただけると嬉しいです。